分かりやすい文章の技術

「分かりやすい文章」の技術
読み手を説得する18のテクニック
藤沢晃治 著

【もくじ】
―はじめに

―第1章:「分かりにくい文章」がいっぱい
・真意が隠された文章
・読んでもらいたくない(!?)文章
・「分かりやすさ」を無視した文章
・短くてもわかりにくい文章

―第2章:「分かりやすい文章」とはどんな文章か
・脳内関所
・脳内辞書
・脳内辞書に登録された瞬間が「分かった!」
・脳内関所の作業
・「点の理解」と「線の理解」
・脳内関所の作業が軽いと「分かりやすい」
・概要が先に示されると「分かりやすい」
・「分ける」が「分かりやすい」の原点
・文章は曖昧
・文章は非論理的
・「斜め読み耐性」を持たせる
・同意を「求める」文章か「求めない」文章か
・「分かりやすい文章」を書くための五つの技術

―第3章:趣旨を素早く伝える「構成の技術」
・素早く趣旨を伝える三つのポイント
・まず重要ポイントを書き並べる
・「考えてから書く」か「書きながら考える」か
・ポイントから書いていく
・要点を先に、詳細は後に書く
・文章術の最重要テクニック
・早く脳内辞書を選ばせる
・どの「かたまり」にも適用するテクニック
・「趣旨」を冒頭に置く
・一つの段落の中でも当てはまる
・パズル・ボードを早く渡す
・長い文章では「まとめ」を書く
・不必要な情報を書かない
・「雑音」のない文章
・よい文章かどうかの見分け方

―第4章:読む気にさせる「レイアウトの技術」
・レイアウトすることが求められる
・改行したり空白行を入れる
・文字配置で見やすくする
・親子関係・並列関係を明示する
・情報構造を示す
・「かたまり」を明示する
・「かたまり」が見えると「分かりやすい」
・見出しをつける
・見出しの効果
・メールの題(Subject)は具体的に

―第5章:読み手を同意させる「説得の技術」
・「同意を求める文章」は「説得する文章」
・正確な論理で書く
・因果関係には二つの弱点がある
・「二つの弱点」を補強する
・さらなる補強をする
・納得させる「裏づけ」を書く
・予想される疑問に先回りして答えておく
・読み手の視点で書く
・読み手の知識レベルに合わせる
・「なぜ?なぜ?」トレーニング
・正反対の世界観
・読み手の感情に配慮する
・読者層を想定する
・想定読者と語らいながら書く
・自分の感情は抑えて書く
・実務文は感情のままに書かない
・感情が高ぶった一言が信頼を失わせる
・定型文を活用する
・比喩を使う
・比喩の効果

―第6章:趣旨をスムーズに伝える「センテンスの技術」
・分かりやすいセンテンスにする四つのポイント
・センテンスを短くする
・平均四十字以下をめざす
・意味なく引っ張らない
・「が」を捨てる
・長い修飾語を使わない
・事前分解しておく
・読点で意味を確定させる
・原則1:長い修飾語の境界に打つ
・原則2:逆順のときに打つ
・原則3:誤解防止のために打つ
・区切り記号を活用する
・並列表記する
・曖昧さをなくす
・修飾語は近くに置く
・センテンスを分割する
・代名詞の指す先をはっきりさせる
・否定文に気をつける
・文脈を省略すると曖昧になる
・具体的に書く
・具体性と抽象性のバランスをとる
・キーワードを作る
・文章に「取っ手」をつける

―第7章:文章をなめらかにする「推敲の技術」
・文章の「身なり」を整える
・文章の最終目的を意識する
・仕上げのための三つのチェック
・無駄を削る
・無駄の四候補
・重複語
・過剰な修飾語
・不要な接続詞
・無意味な語尾
・自然な語感にする
・読んで自然な語順にする
・同音を繰り返さない
・丁寧に表現する
・敬語を使う
・敬語の基本原則
・過ぎたるは及ばざるがごとし

―第8章:「分かりやすい文章」のためのチェック・リスト
・素早く伝わる構成になっているか
・読む気にさせるレイアウトになっているか
・説得できる文章か?
・趣旨がスムーズに伝わるセンテンスになっているか?
・なめらかな文章になっているか?

読み手を説得する18のテクニック
(1)まず重要ポイントを書き並べる
(2)要点を先に、詳細は後に書く
(3)不必要な情報を書かない
(4)改行したり空白行を入れる
(5)親子関係・並列関係を明示する
(6)「かたまり」を明示する
(7)見出しをつける
(8)正確な論理で書く
(9)読み手の視点で書く
(10)自分の感情は抑えて書く
(11)比喩を使う
(12)センテンスを短くする
(13)事前分解しておく
(14)曖昧さをなくす
(15)文章に「取っ手」をつける
(16)無駄を削る
(17)自然な語感にする
(18)丁寧に表現する

「分かりやすい文章」を書くための五つの技術
(1)構成の技術:分かりやすい文章構成で趣旨を素早く伝える
(2)レイアウトの技術:ポイントを強調した文字面で趣旨をアピールする
(3)説得の技術:論理的な主張で読み手の同意を得る
(4)センテンスの技術:趣旨をスムーズに伝える
(5)推敲の技術:文章をなめらかにする

素早く趣旨を伝える三つのポイント
(1)まず重要ポイントを書き並べる
(2)要点を先に、詳細は後に書く
(3)不必要な情報を書かない

因果関係には二つの弱点がある
・一般的に主張「A→B」には、本来的な二つの弱点がある
・一つめは「Aは本当なのか」
・二つめは「『→』の因果関係は本当なのか」

分かりやすいセンテンスにする四つのポイント
(1)センテンスを短くする
(2)事前分解しておく
(3)曖昧さをなくす
(4)キーワードを作る

仕上げのための三つのチェック
(1)無駄はないか
(2)自然な語感か
(3)丁寧な表現か

無駄の四候補
(1)重複語
(2)過剰な修飾語
(3)不要な接続詞
(4)無意味な語尾